細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

残穢

小野不由美の新刊です♪見ての通りのホラーなので、しかし、ゴーストハントからこっち、だいぶホラーに免疫付いてきた♪しかししかし、もともと得意じゃないってことは変わりない、しかししかししかし、何と言っても小野不由美なんだもの。

ネタばれってほどは書きませんがしかしなにもなしが一番怖いので、読むことを決めておられてまだ読んでない方はここまでで。読んだ方迷ってる方読まない方は先へどうぞ。






どきどきしつつも休日に電車の中で読みました(一人の自宅で読む勇気がなかった(笑))。客観性を舞台にしている構成なので、怖いんですけど怖さはちょっと抑えられてたんですけど、でもよくよく考える(までもなく)その舞台のせいで(おかげで?)現実との境界が・・・怖いよ。
実名の怪談作家や名前は出てこないけど旦那様との生活や主上の近況が出てくるのはたのしい♪「幽」の連載は知ってたのでにやっと読み始めたんですけど内容的にも鬼談百景とのリンクも一部♪あ、両方読む人は今月のダ・ヴィンチ小野不由美特集は必読です〜ww。

ともかく、じわじわ怖かったです。怖いの抜きにしてもお話はやっぱり好きだな。小野さんの語り口調がすきなんだと思います。