細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

国語審議会

国語審議会の歴史を語る講談社現代新書。著者の立場がわかりにくくてちょっと読みにくかった。もちろん、立場を全面にだされても読みにくくはなっちゃうわけで、バランスってむつかしい。完全に客観的に読める内容じゃないからな〜。
その分、敬語絡みの後半は分かりやすかった。敬語には、人間関係と階級関係が絡んでて、後者をうやむやのうちになかったことにするなって話。そうか敬語ってよっぽどシンプルになったのだと、奏す啓すと習った古典をしみじみ思い出すのでありました。