細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

自由と規律

岩波新書の古典ですね、って古典であることは知っていた(何せx年前に高校の先生に薦められていたのだからして)けど予想以上に古典ですね、の昭和24年の文章です。今でも全然読めますけどね。
固陋なところがあるにしても厳然として生徒の前に立つ教師は美しいし、寮生活の弊害も書きながら、しかし自らを振り返るその情景は正しく善いもので。その自由が本当にその規律の裏返しかはわからないのだけれど、規律は、節度あるものならば、それだけで美しいと思わせる文章でした。