細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

バッテリー 1〜6

書くまでもなくあさのあつこ、スロースタートのはずが怒涛の全巻読了です。
もちろんずっと、ここ2年くらい読みたかった話題作、なかなかご縁がなかったのですが、不意に。何時も図書館に行けば必ず児童室に立ち寄ります。いまはヤングアダルトが充実しているので専らそこばかりですけれども。1巻が棚に置いてあるのを見たら、びっくりしましたよ〜。まずは、薄い。いかにも児童文学なその装丁、文庫の装丁もすでに見てはいたからあれが全部入ってるとは実は思えなかったf^_^;。厚みで中味は判断できないものですね。や、1冊がそう多いってわけじゃない。むしろ、文庫って(一般に)そう多いわけじゃないんだなあ、と。
ともかく、大喜びで借りて帰る。読み干して静かにどきどきする。嵐が水面の下、いつ顕れるとも知れない張りがある。
返して、次がなくて。で、待ち合わせの時間に本屋さんで揃ってる。もちろんここで見たのはお財布に優しい文庫です(^^ゞ。・・・ひとまず2巻まで買う。待ち合わせまでに半分、別れてから電車で半分。とても楽しむ。ちなみに1巻は即座に貸し付ける。(^_^)
ここまで来たら買う気ではいる。ブックオフオンラインとか見てどうしようかと思う。迷いつつしばらく経過したある日、近所のブックオフで残り4冊を見て即購入。このために立ち寄ったんだけど、初回で目標達成とかかなり幸せ(>_<)。
ところがしばらく経過する。他に読むものあったりして。で、これを通勤電車で読む気もそうはなかったのではあるけどある日ついに鞄に放り込む。本にはまり込めないよりも、別世界に行っちゃったまま職場に行くことの方が懸念されたんですが、軽く張った高揚感、それなりのテンションでお仕事突入。帰りの電車で3巻読了、続き〜〜!(>_<)この日帰宅が早かったのは何の策略なんだか、そのまま家であと3冊。
・・・ネタバレしたくありません。そうですね、「天才ピッチャーと云々」と煽りがついていることがありますが、天賦の才は孤りで高く混じり気無しで強い、意志の背景であって主題じゃない。ま、帯とか付ける人はわかってて付けるんだろうけど!いい本だと思います。読了後、数日経っておりますが、(感想書いたせいもあるけど)今も軽くハイテンションです。
あの日、行きの電車で読了しちゃわなくてよかったですよ。それじゃ仕事が手につかない^_^;。
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お願い事がひとつ、続きがある場合は初巻はちゃんと「1」って書いてほしいなあ〜(T_T)。