細波水波

さやさや揺れる風の中 さわさわ揺れる水の音 たゆたいながら月に10冊年100冊

パートタイム労働の法律政策

やっと読み終わった〜。1997年出版ですが、もはや古典かもしれません。
「私」の収入に税金がかかるのって当たり前じゃなかったんだ、というのがいちばんの驚きかな。世帯単位で課税されると、主たる働き手じゃない方の配偶者の(・・・いいたくないけど簡単に言ってしまえば妻の)追加的な収入にも高い税率がかかるから(累進課税だから収入の合計が増えると税率が上がる)、それは妻の就労に対して非中立的な税制になる。へえぇ。個人に課税する日本の税制って優れものだったんだ・・・。
読んだからだからすぐにどうだって言うんじゃなくて、自分の中の引出しのための積年の課題図書、外国の法制度はもう変わってるところも多いはずだけど、とりあえず達成感、というより征服感。
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